診療科のご紹介

斜視とその手術について

斜視とは

両眼の見る方向がずれていることです。常になっているものを「恒常性斜視」、常にではなく、時々ずれることは「間欠性斜視」(斜位)と言います。
斜視の種類には、内側を向いている内斜視、外側を向いている外斜視、上下にずれる上下斜視があります。水平斜視(内斜視、外斜視)と上下斜視が合併していることもあります。

斜視の原因

斜視の原因は、生まれつきのものと、途中から出てくるものがあり、眼球を動かす筋肉や神経の病気や屈折異常、両眼視の異常、視力低下などさまざまな原因があります。
治療を行う際には、視力検査をはじめ、眼科的な検査だけでなく、CTやMRIなどの画像診断を行ったり、採血などの検査を行う場合があります。

斜視の症状

斜視の代表的な症状は、物が二重に見えたり、斜めに見えたりすることです。二重に見えるものをひとつに見ようと、疲れやすくなる場合があります。
また、時々ずれる間欠性斜視の場合は、二重に見えることが少なくても、眼精疲労が強くなる場合があります。
これらは、もともとの視力や両眼視の状態によってかわってきます。

斜視の治療

治療は、斜視の種類と、年齢、視力や両眼視によって、それぞれ異なります。

  • 屈折異常(近視、遠視、乱視)の矯正:眼鏡やコンタクトレンズなど
  • プリズム眼鏡、フレネル膜プリズム眼鏡など
  • 斜視手術 ※当クリニックでは局所麻酔で手術します。(小児、または全身麻酔が必要な場合は国際医療福祉大学熱海病院などに紹介)
    治療方針については、斜視専門医師と視能訓練士と一緒に治療計画を立てていきます。
斜視の手術

当クリニックでは、毎月第1・3水曜日午後に斜視手術を行っています。
手術は1泊入院で行います。手術日に入院し、翌朝、検査と診察後、退院となります。
手術時間は30分~1時間程度です。局所麻酔で行います。

斜視外来での注意事項

斜視手術が必要と考えられる場合、斜視の専門医の外来を受診していただきますが、基本的には毎日相談をお受けします。ただし、斜視に関わる検査項目が多いため、予約外で受診されますと、その日のうちに検査と診察が出来ない場合もありますので、必ず、受診日をお問い合わせいただくようにお願いいたします。

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