ご挨拶
神奈川歯科大学附属横浜研修センター・横浜クリニックホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
日頃より当院に多大なご支援を受け賜わっておりますことを心より御礼申し上げます。
当院は2002年に開院して、今年で21年目を迎えます。歯科大学の附属病院ではありますが、開院以来、医科部門の充実を図り、現在では、眼科・耳鼻いんこう科・内科(一般内科・消化器内科・循環器内科・糖尿病代謝内科・認知症・高齢者総合内科)・麻酔科を開設し、これまでの歯科部門と協働し、横浜駅エリアでは唯一の医科歯科連携医療機関として地域医療に参画してまいりました。また、2021年より難治性腹痛・便秘異常外来を新設し、患者さまのニーズに合わせた医療を提供しております。さらに 2023年には、国内最高性能の最先端超高性能 CT スキャナを導入しました。本CTは従来の機器と比べ、より短時間で広範囲、高精細の検査が可能となり、放射線量についても平均で1/6程度まで軽減されます。全身の細微な病変の発見が可能となり、特に脳や心臓領域の精密かつ高度な診療のサポートとなります。皆様の病気の早期発見・早期治療にお役立てください。
近年は、お口の中の環境(かみ合わせ・オーラルフレイル・歯周病等)と全身疾患との関連性が注目され、糖尿病、非アルコール性肝炎、循環器疾患、睡眠時無呼吸、認知症などは、医科歯科連携による治療体制の必要が高まっています。当院では横浜市立大学との大学間連携協定のもと、総合的な診療体制を実施しており、これまでの医科歯科各科と合わせてより緊密な医科歯科連携医療機関として充実させることを目指しています。
一方、医療人の教育も当院の重要な使命でもあります。医療知識と技術の習得はもとより、医療安全も十分に身に着けた医療人を育成するため、医療スタッフが一丸となって教育を行います。当院では、「生命に対する畏敬の念 ―医科歯科連携により個々の患者様に最良な医療の提供―」を理念に掲げ、また、①医科歯科連携の推進、②安心・安全な医療の追求、③地域医療への貢献、④優れた医療人の育成⑤先進医療の提供を基本方針としています。これからも当院の全医療スタッフが更なるやりがいと誇りをもって、よりよい医科歯科連携クリニックを目指してまいりますので、今後とも皆様方からのご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
令和6年4月吉日
神奈川歯科大学附属横浜研修センター・横浜クリニック
院長 木本克彦